MusicFreq は再生中の音楽のオーディオデータを解析してリアルタイムで周波数スペクトルグラフに可視化します。
Mac や Windows コンピューター を使用して iOS ミュージック App のライブラリに同期されている mp3 と m4a、aiff など DRMフリー(プロテクト無し)の楽曲ファイルがデバイスにダウンロードされている状態の音楽再生時にグラフを表示します。
AppleMusic や iTunesStore でご購入された音楽は DRM ( Apple FairPlay ) によって保護された m4p ( AAC ) 形式です。保護されているやクラウドアイテムはグラフ表示されませんが音楽の再生は可能です。
グラフは折れ線、散布図、棒グラフを4種類のレイアウトでカスタマイズできます。
再生中のミュージックのアルバムアートワークと同系色に画面の色は変化します。
少ない操作で素早く画面の基本色をお好みの色に変更できます。
画面回転は自動で、縦と横の両方で表示と操作が可能です。(iPadでは強制回転固定が無効です)
MusicFreq では iOSのミュージックAppのミュージックライブラリとプレイリストや再生される楽曲が共有されており、ミュージックAppとMusicFreqを切り替えても再生中の音楽は中断されません。
また、ロック画面とコントロールセンターのミュージックコントローラーウィジェットと、設定App内ミュージックのイコライザーや、タイマーApp内のタイマー終了設定の再生停止なども連動してご利用いただけます。iPadでは SplitView機能で iOS Music App とペアで使用することも可能です。
Bluetooth機器からプレーヤーのリモート操作も可能です。
MusicFreq は iOSシステムプレーヤーをコントロールします。
MusicFreq を起動しようとした時にiOSシステムプレーヤーが応答しない場合は MusicFreqがシステムからロックされるのを回避するためにiOSの ミュージックApp(システムプレーヤー)を自動的に起動します。この場合はミュージックAppで音楽の再生を開始すると iOSシステムプレーヤーに音声ファイルがロードされますので あらためて MusicFreq が起動可能になります。
MusicFreqが起動したら MusicFreq側の PlayList、Artist、Albumのリストから楽曲を選択再生していただくと その後は MusicFreq を単独で起動可能になります。
機能
音声データのFFT(高速フーリエ変換)と周波数スペクトルグラフの高頻度リアルタイム表示
音声データBPM(Beat Per Minutes)解析結果によるタイトル文字列のブリンク(明滅)アニメーション(iOS13とiOS14ではMP3のみ有効ですが、iOS15ではM4Aも有効になりました)
タイトル文字列のモーフィングアニメーション
アルバムアートワーク表示
歌詞表示(楽曲ファイル内情報)
CPU使用率表示
オートロックの無効化
画面の強制回転ロック操作( iPad では無効です)
iTunes プレイリストのフォルダー階層の再現と各層にインデックス表示
直線スケール(Linear)グラフ表示でのMP3用自動スケール伸縮
プレーヤー操作
タップ:再生/一時停止
左右スワイプ:曲戻し/曲送り
画面左右領域のロングタップ:早戻し/早送り
スライダー(シークバー)のタップ:楽曲の任意の再生時間位置へ移動
上スワイプ:カスタマイズメニュー表示
下スワイプ:楽曲リスト表示
二本指左右スワイプ:グラフ種類変更
二本指上下スワイプ:グラフ粒度変更
二本指回転:グラフレイアウト変更
ピンチイン:対数スケール表示
ピンチアウト:直線スケール表示
グラフカスタマイズ
折れ線グラフ、散布図、棒グラフ(短、長、点線)の5種類から選択
音声ステレオチャンネルの左右グラフ独立、右チャンネルグラフを左右反転、左右ミックス描画
グラフのピークホールド、下降、上昇、バウンド表示
グラフ描画タイミングの自動調整(Bluetoothオーディオ機器接続音声遅延合わせを自動で行います。自動調節でもずれてしまう機器と接続した場合には手動調節も可能です。操作による設定値は接続したポートごとに個別に保存され、ポートが変わる際に自動的に前回接続時の保存値が反映されます。Bluetooth ver.5.3 以外のデバイスでは Draw Timing を +7 前後にセットすると良いようです。Bluetooth ver.5.3 のデバイスでは Draw Timing を 0 で自動調節が機能するようです。)
描画表示情報量の調整
描画更新速度の調整
カラー変更(カスタマイズメニュー)
直線スケール(Linear)/対数スケール(Logarithmic)グラフ表示変更
グリッドの表示/非表示
ミュージックリスト
Select タブでのリスト表示は、PlayList、Artist、Album の楽曲を選択した場合に再生中のリストが表示されます。
Songの楽曲を選択して再生中の場合にPlayed Songs(履歴)リストを表示します。
Played Songs リスト画面は最後まで再生された楽曲を表示しています。セルを選択すると末尾セルまでの曲がループ再生となり、末尾セルを選択するとループ再生が解除され、Songリスト選択と同じ全曲再生に戻ります。
Select、Song、Artist、Albumタブは複数回タップすると現在再生中の楽曲が表示されるまでリストをスクロールします。
注意事項
ミュージック App ライブラリ内の楽曲ファイルやプレイリストは全て再生可能ですが、mp3 や m4a(AAC) などのDRMフリー(プロテクト無し)のファイルのみでスペアナグラフを表示することが可能です。
Apple Musicの楽曲や、iTunes Storeからご購入された楽曲ファイル m4p(AAC) は再生可能ですが保護されているためグラフ表示されません。
mp3、m4a、aiff はグラフ表示できますが m4p はグラフ表示できません。これらの楽曲ファイル形式の違いがわからない場合は MusicFreq をご利用になれませんので購入しないでください。
また、クラウドアイテムはデバイス内で解析できないためグラフ表示されません。Mac や iOSミュージックApp側で同期やダウンロード操作を行う必要があります。
iOS ミュージック App ライブラリに mp3 や m4a(AAC) などのDRMフリー(プロテクト無し)の楽曲ファイルをロードするには Mac か Windows コンピューター が必要です。
iPhone、iPad、iPod Touch などのデバイス単体ではライブラリにDRMフリーの楽曲ファイルを追加することはできません。
ポップアップコントローラースタイルのミュージックリスト画面はiOS11以上で表示されます。
iOS13と1OS14ではm4aのBPM解析が使用できません。mp3のみBPM解析とタイトルブリンクが機能します。iOS15ではm4aのBPM解析も有効です。
MusicFreq は 高速フーリエ変換、グラフ描画、アニメーションなど、全て高いハードウェア性能に依存していますので、iPhoneSE や iPhone6S以後のデバイスとiOS11以後の環境での動作を想定しています。(iPhoneSEとiOS9.3 にて低負荷設定での動作を確認しています。)
アニメーションと、高頻度、高精細なグラフ描画は高負荷となります。
高負荷な設定で楽曲変更操作を頻繁に行うとデバイス本体が発熱し、著しく電力が消費されます。
バッテリーの残量にはご注意ください。
楽曲変更時のテンポ解析と、タイトルモーフィングアニメーションと、グラフのGlow効果設定が最も高負荷となります。
iPhone、iPodなどデバイスの性能差によりアニメーションとグラフ描画がスムーズに表現できない場合は、ミュージックを停止した状態で負荷をさげるよう設定を変更してみてください。
負荷軽減設定例
Frame 1/8
Samples /32
Title Morphing Effect OFF
Glow OFF